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日本の4分割を救ってくれたスリランカ

スリランカ(Sri Lanka)

「スリランカ」と聞いて、ピン!とくる方は少ないのではないでしょうか?

スリランカは、インドのすぐ下にあり、しずくの様な形をした、北海道より一回り小さい国です。

シンハラ語という言葉が公用語です。

まるまるっとした、かわいらしい文字です。

おいしい紅茶の代名詞といえば、セイロンティーを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。この「セイロン」は、スリランカの旧国名です。

また、「アーユルヴェーダ」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

日本でもエステやスパとして人気が出ていますが、アーユルヴェーダは、約5000年前からスリランカに伝わる伝統医療です。

国のことを知っている方は少ないかもしれませんが、スリランカの文化や伝統には1回くらいは触れたことがあるのではないでしょうか?

●日本の分割占領の危機を救ったスリランカ代表のスピーチ

日本がスリランカに救ってもらった歴史があることをご存知ですか?

今の日本があるのは、スリランカから助けてもらえたからなんです。

第二次世界大戦敗戦後戦争に勝ったアメリカ、イギリス、ソ連、中国によって日本は4地域に分割される予定でした。

北海道・東北 : ソ連

関東・中部 : アメリカ

東京:4ヶ国による共同管理

近畿・福井(大阪のみという説もあります):アメリカ・中華民国の共同管理

四国:中華民国

中国・九州:イギリス

(アメリカ国立公文書記録管理局に現存する計画書(日本の分割統治計画)より)

しかし、サンフランシスコ対日講和会議の中で、当時のスリランカのジャヤワルダナ大統領のスピーチが、その方向性を変えました。

「何故アジアの諸国民は、日本は自由であるべきだと切望するのでしょうか。

それは我々の日本との永年に亘る(わたる)かかわり合いの故であり、又アジア諸国民が日本に対して持っていた高い尊敬の故であり、日本がアジア緒国民の中でただ一人強く自由であった時、我々は日本を保護者として又友人として仰いでいた時に、日本に対して抱いていた高い尊敬の為でもあります。」

「人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。

人は憎しみによっては憎しみを越えられない。」

この感動のスピーチが連合国の空気を一変して日本占領に対する考えを変え、日本は分割を逃れることができました。

▲「Hatred ceases not by hatred but by love(人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない。)」

 

スリランカの孤児施設でのイベント開催のために、朝日新聞社のクラウドファンディングで出資を募っています。

応援よろしくお願いします。

森田さやか


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